Facebook広告運用で成果を出すためのポイント

Facebook広告運用で成果を出すためのポイント

商品やブランドを知ってもらいたい、顧客を増やしたいというとき、Facebook広告は飛躍的に効果を得られる可能性を秘めています。効果的に顧客を増やすためにできる設定や運用が多くあり、ターゲットオーディエンスに向けてうまく使いこなすことが大切です。

Facebook広告で効果を出すためのポイントをご紹介します。

Facebook広告の特徴

せっかく予算を掛けてFacebook広告を利用しようと考えるなら、その特徴を把握しなくては、思うような効果は望めません。

ほかのWEB広告と違って、どんな特徴があるのか、どのように活用していくのが最適なのか、確認していきましょう。

Facebookと親和性が高いのは、BtoB案件、ビジネスユーザーです。高所得者向けの案件(自動車メーカーやラグジュアリーブランド、高級不動産など)とも親和性が高いです。コンバージョンはホワイトペーパーのダウンロードの問い合わせ、ラグジュアリーブランドなら購入、不動産だと物件問い合わせが多いです。

ターゲティングの精度が高い

Facebook広告のターゲティング制度の高さについて

Facebook広告の強みのひとつは、国内2,600万人のユーザーを対象に、最適なターゲティングを行えるところにあります。

ユーザーの年齢や性別、学歴などはもちろんですが、興味を持っていることやライフイベント、Facebook内外の行動まで、細かいデータを保持しています。

こうしたユーザーのプロフィールや行動データから、精緻なターゲティングを行うことができるので、狙いたいユーザーに向けてピンポイントな広告配信を行うことができます。

Facebook広告はGDN(Googleディスプレイ広告)に比べ、ターゲットが明確かつCV獲得を重視したい案件で効果を発揮します。理由は、GDNよりも細かいターゲティングが可能だからです。広告の配信面がGDNよりも限定されているので獲得効率のブレ幅が少なく、パフォーマンス評価がしやすいという特徴があります。顧客のニーズの想起、コンバージョン獲得にはFacebook広告が最適です。ただし、一定期間同じクリエイティブ(画像)の広告を使用していると、顧客が飽きてしまいパフォーマンス低下につながります。そのため、定期的なクリエイティブの変更が必要となります。 デジタルチェンジではクリエイティブの作成も承ります。ご希望があれば広告の運用まで行うこともできますのでご相談ください。

CV獲得を重視する際はFacebook広告がおすすめですが、自社商品やサービスの認知・ニーズの想起を目的とするのなら、リーチボリュームが高いGDNの方が効果的です。 例えば、懸賞キャンペーンなど、幅広い層に興味を持たれるような案件では、Facebook広告よりも圧倒的にGDNの方がパフォーマンスが高いです。(低CPC/高CVR)

専門知識がなくても出稿できる

Facebook内で商品を紹介するためには、高度な専門知識は必要ありません。

画像や動画、文章を組み合わせて簡単に商品を紹介するページを作成することができます。

広告を出すのは初めてという初心者にも、分かりやすい仕様になっています。

目的ごとのFacebook広告の種類

目的ごとのFacebook広告の種類

Facebook広告では広告を作成する際に、その目的ごとの「キャンペーンの設定」を行うことができます。

適切な目的と設定を選ぶことで、対象としているユーザーにも届きやすく、効果的な広告とすることができるのです。設定できる目的の種類を見ていきましょう。

認知度を上げる

一度でもその広告を見た人の数を「リーチ」と言います。

まずはブランドを知ってもらい、認知度を上げたいという場合には、できるだけ多くの人の目に広告が触れ、リーチ数を上げることが重要です。

「キャンペーンの設定」で「ブランドの認知度アップ」を選択すると、対象とするターゲット層の設定や広告の表示頻度などを設定でき、より商品に興味を持ってもらえそうなターゲットオーディエンスにアプローチできます。

とにかく多くの人に見てもらいたいという場合には、「リーチ目的」を設定してみてください。広告を目にするユーザーの数を自動で増やすことができます。

検討機会を与える

その商品や会社について、もっとよく知りたいと思ってもらい、検討してもらうための広告目的は下記のとおりです。

●「トラフィック」

自社サイトやアプリ、ブログなどのリンク先へと誘導します。

●「投稿のエンゲージメント」「ページへのいいね!」「イベントの参加者を増やす」

Facebookの投稿に対して、エンゲージメント(「いいね!」やコメント、シェアなど)を増やす目的です。

エンゲージメントしてくれるユーザーとの繋がりを深化する目的のときは「投稿のエンゲージメント」、とにかく「いいね!」の数を増やしたい状況のときは「ページへのいいね!」、イベントを紹介するページへのアクセスを増やして参加者を募りたいときは「イベントの参加者を増やす」といったように、使い分けるのがよいでしょう。

●「アプリのインストール/アプリの自動広告」

アプリをインストールすることを目的とした設定です。

「アプリの自動広告」を設定しておくと、時間が経過してもパフォーマンスを下げず、自動で調整を行ってくれます。

●「動画の再生数アップ」

動画を見てくれる可能性の高いユーザーへ、動画広告の配信を行います。

●「リード獲得」

広告へ飛んだユーザーが承諾することで、ユーザーの登録している電話番号やメールアドレスなどを獲得できるようにする設定です。

ニュースレターの登録などに繋げることができます。

●「メッセージ」

FacebookのMessenger、Instagram Direct、WhatsAppを通じて潜在顧客や利用者と繋がるための広告目的です。

コンバージョンを増やす

広告を見て、サイト登録や商品の購入をするといったコンバージョンに繋げたいキャンペーンの設定は、下記3つの設定があります。

●「コンバージョン」

サイト登録や購入をしてくれそうなターゲットオーディエンスに対して、広告を表示します。

●「カタログ販売」

販売したい商品をリスト化して表示します。

商品ごとに詳細情報や購入できるURLを貼ることができます。

●「来店数の増加」

店舗の近隣にいるユーザーの中で、来店が見込めそうなユーザーに広告を表示します。

Facebook広告運用のコツ

ここまで広告目的の設定について見てきました。

さらに効果を出すためには、運用法にも注意が必要です。

効率よく成果を発揮できる運用のコツをご紹介します。

①ターゲットが被らないように設定する

同じアカウント内で同じようなターゲットを設定した広告を表示させてしまうと、自社広告同士が競合してしまいます。ターゲットオーディエンスは被らないように設定しましょう。

複数のターゲットを設定することで、自社が思っていた潜在顧客層とは別の層から反響があるケースもあります。そのためターゲットを複数設定しておくことは、チャンスを拡大することにもなります。

②カスタムオーディエンスを活用する

「カスタムオーディエンス」の機能は、すでに自社を利用している顧客リストのメールアドレスなどを、Facebookで」共有して広告を配信する機能です。既存顧客に新商品が出たことをPRするときなどに使えます。

顧客のアドレスは暗号化されるため、Facebook側にその個人情報を見られることはありません。安心して利用ができるでしょう。

③コンバージョンの量を確保する

Facebook広告には機械学習の機能があります。より的確なターゲットオーディエンスに広告が表示できるよう、大量のデータをもとに学習していくのです。この機械学習の精度を上げるためには、より多くのコンバージョンを確保して、データを積み上げていく必要があります。

Facebook広告では、Facebook以外でのユーザーの行動も考慮して機械学習を行っていきます。そのためFacebookに限らず、Instagram、メッセンジャーなどあらゆる媒体を使って配信し、その効果を積み上げていくことで、効果を上げられます。

デジタルチェンジでは、まずはコンバージョンよりもクリックを最大化することを重視しています。クリックのABテストを行い、どのターゲティングが良かったのか、どこに予算のウェイトを置くかを検討します。その後、クリックベースでコンバージョン数のベースを作っていき、2~3か月くらいテストをします。4か月目以降でコンバージョン重視に切り替える方法を採っています。

④適切にタグ設定をする

Facebookの機能学習では、広告からさらに先のページへ潜ったユーザーに対して、優先的に広告配信ができるようになります。

ページごとに適切なタグ設定をしておくと、ユーザーがどのページからどのページへ飛び、内容に関心を持ったのか、その詳細を把握することができます。

⑤飽きられないようにする

同じ広告が長い期間に亘って何度も表示されると、見ている側も飽きてしまいます。

飽きられてしまった広告は、効果もがくんと落ちてしまうため、更新が必要です。

コンテンツの更新は、1~2週間をめどに心掛けましょう。効果を分析して次の更新に繋げることも重要です。

デジタルチェンジでは、より高いパフォーマンスを出すため、広告の出し方を随時見直しています。ある程度のパフォーマンスが出ている広告でも、配信フォーマットをリード獲得型に変更することで、コンバージョン率を約6倍に増やした実績があります。

⑥動画のコンテンツを作る

動画広告は静止画に比べ、ユーザーの注意を引きやすいコンテンツです。思わず手を止めて見てしまうユーザーも多く望めるため、広告の品質スコアを上げる効果も期待できます。

ニュースフィードだけでなくストーリーに配信したり、スライドショー広告にしてみたり、複数のフォーマットを試して検証してみるのもよいでしょう。

⑦レポートをチェックする

Facebook広告のレポートでは、クリック数、リーチ数、利用者データなどさまざまな指標を確認することができます。

効果的に成果が出せている広告と、そうでない広告がどれなのか、レポートをチェックするとすぐに分かります。

一定期間で成果を確認し、検証と発見をもとにして、次の広告改善へと繋げていきましょう。

まとめ

Facebook広告は、その膨大なユーザー数と機械学習機能により、従来のWEB広告とは一線を画す広告効果が期待できます。

利用する企業は増えていますので、広告の品質を上げ、運用法に注意してより多くのユーザーの目に留まることが重要です。

今回ご紹介した運用方を参考にして、運営を行ってみてください。

広告を配信したあとは、レポートを使って効果をふり返ることも忘れないようにしましょう。

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